WWA Wing (だぶりゅーだぶりゅーえー うぃんぐ) は、World Wide Adventure をJavaScriptで移植したシステム。
概要[]

WWA Wingのロゴ
World Wide Adventure(WWA) のシステムであるJavaとJavaアプレットの代替を目的に、2015年4月より配布された。基本的に、WWA Wingで動作するWWAについてはロゴが掲出される。
開発にはTypeScriptが利用されていて、lerna によって複数のnpmリポジトリで構成されている。
歴史[]
開発の背景[]
WWAで採用されているJavaアプレットは、Webブラウザ上で図を描くことが可能な反面、不正実行のリスクも抱えていた。その影響もあって、2014年1月14日にリリースされたJava 7 Update 51では、署名を持たないJavaアプレットの実行がブロックされるようになった[1]。WWAも、Javaアプレットとして署名を持っていないことから、プレイするには設定でセキュリティ・スライダを中に変更するか、WWA作品のURLを例外サイトへ登録する必要となった。また、後のアップデートではセキュリティ・スライダから中の項目が消えている。
さらに、当時普及し始めたスマートフォンではJavaアプレットをサポートせず、Webブラウザにおいても、そもそもJavaアプレットの対応を終了するなど、Javaアプレットの実行に制約が掛かったことから、WWAの特徴である「Webブラウザで手軽に遊べる」ことができなくなった。
このような状況を踏まえ、JavaScriptとCanvas2Dを利用してWWAのシステムを移植するプロジェクト「Project Wing (WWA in the next generation)」が始まった。
ただし、このプロジェクトを進めたまつゆきは前からWWAのシステムに触れ始めていて、2012年頃からHTML5のCanvas要素とJavaScriptのCanvas2Dの存在を知っていた。また、2011年には、virus.exeによってWWAを擬似的に移植したWWA for JSがリリースされたが、WWAとのマップデータとの互換性を持たなかった。
ギャラリー[]
外部リンク[]
参考文献[]
- ↑ Java 7リリースの変更 (2019年2月4日 閲覧)